ビジネス拠点としての京都3 – 世界に誇る伝統文化と自然環境

世界に誇る伝統文化と自然環境

世界中の人々を魅了し続ける都市

 京都市は,日本を代表する社寺仏閣など15もの世界遺産を有する我が国の伝統文化の中心地であります。その伝統と文化は,祇園祭などの年中行事や美しい彩りの京都人の身近な暮らしの中にも息づいています。また,四季折々に表情を変える美しい鴨川の流れと東山など三山に囲まれた美しい自然環境にも恵まれています。

京都市は伝統文化の宝庫

京都の先人たちは,1200 年もの悠久の歴史の中で,世界各地からもたらされる文化や思想を採り入れて,新しいものを生み出すための工夫を重ね,優れた文化芸術やかけがえのない文化財を育み,引き継ぎながら,京都を日本文化の中心として築き上げてきました。そして,そこで培われてきた伝統文化の蓄積は,学術研究や産業との結び付きを通して,より厚みを増しています。

また,京都の文化芸術は,社寺や町家をはじめとする伝統的な建築物及びこれにより形成されている歴史的な町並みが山紫水明と形容される自然の風景と溶け合った都市環境から大きな影響を受け,同時にこれに影響を与え,市民の暮らしに根を下ろすとともに,国内外の人々との自由かつ継続的な交流の機会をもたらしました。

大文字焼葵祭

伝統文化の継承と新たな創造との調和を基調とする景観

 なだらかに連なる緑豊かな山々に三方を囲まれ,清流鴨川と桂川が音を立てて流れるこの地において,過去千年にわたる都として,華麗でしかも繊細な独自の文化が培われてきました。この緑の山々と清流を軸に構成される都市形態は,また,日本各地の都市づくりの手本ともされてきました。

 盆地景からなる京都の景観は,大都市でありながら自然を身近に感じさせるとともに,落ち着いた雰囲気を醸し出すなど,京都を京都として特徴付け,日本人の心のふるさと,日本のアイデンティティとして訪れる人々に癒しや安らぎを与え続けてきました。こうした京都の景観は,長い歴史の中で,京都市民の暮らしや文化に育まれてきたものです。

鴨川